秋になると、愛媛県・大洲市の肱川沿いで開催される「大洲のいもたき」は、歴史ある郷土料理を河原で楽しむ風情豊かなイベントです。
2025年は 8月29日(金)から秋の中頃まで開催され、皮付き里芋を鮎出汁でじっくり炊き上げた伝統の味を堪能できます。

秋口に外でいもたきを食べられるなんて、特別感がすごいね!



友人や家族と参加したいね!
ということで今回は、大洲のいもたきの日程や詳細・開催時間や場所などをご紹介します。
大洲のいもたきの日程


開催日程・場所・お問い合わせ先
日時:毎年9月上旬から10月中旬
時間:夕方~21:00
場所:肱南ピクニックランド(肱川緑地)
お問い合わせ先:大洲市観光協会
参加方法と料金システム
参加申し込みはいもたき登録店で行えます。
料金は3,000円~/人からで、4名以上の場合要予約になります。
お酒の持ち込みは自由です。
いもたき登録店
- よねざわ
- むらや
- 料苑 たる井
- うめたこ
- にし川
- 大石フーズ
会場マップ
周辺の観光情報
臥龍山荘
純日本建築の美しさと細やかさが際立つ場所で、庭園も蛇行する川沿いの風景と調和してとても美しいです。人工物が視界に入るのが少し残念ですが、昔の自然そのままの姿を想像すると贅沢な空間だったと感じられます。
「わび・さび」の精神が息づく落ち着いた雰囲気で、建物や庭園の佇まいに心が和みます。小雨の中の散策も風情があり、不老庵から望む肱川の流れも趣深いです。
歴史は浅いものの、自然美と日本の伝統美が融合した素晴らしい別荘で、ゆったりとした大洲の町の雰囲気にぴったりの癒しの空間です。
大洲神社
大洲市の氏子たちが大切に守る神社で、ドラマのロケ地としても知られています。神社の象徴である棟が訪れる人を迎え、宮司さんも親切に対応してくれます。
町を見下ろす高台に位置し、テレビドラマ「東京ラブストーリー」最終回の舞台にもなった場所です。長い階段が目立ちますが、裏手に駐車場があり階段を使わずに参拝できるため安心です。
臥龍山荘も近く、セットで訪れるのがおすすめ。川沿いの細道や花の名所「如法寺」も楽しめ、自然散策にも適した場所です。
大洲まちの駅 あさもや
大洲の街の中心に位置し、観光案内所や地元の臥龍醸造のビールを楽しめるスポットです。
地酒や名物のお土産が豊富に揃っており、観光ガイドも充実しています。 おはなはん通りの端にあり、街並みの散策と合わせて訪れるのがおすすめです。
バイクツーリングの途中で立ち寄る人も多く、特に出来立ての「じゃこかつ」(200円)は安くて美味しいと評判。販売は16時までなので注意が必要です。
大洲城や臥龍山荘観光の際の休憩場所としても便利で、トイレやお土産屋さんも完備されています。
ポコペン横丁
昭和30年代の商店街を忠実に再現した「ポコペン横丁」は、飲食店や駄菓子屋、雑貨店が並び、まるで昭和にタイムスリップしたかのような懐かしさを感じられる観光スポットです。
日曜日のみの営業で、訪問時には昭和の品々を展示するミュージアムが開いており、昭和生まれの方には懐かしく、平成世代には新鮮な体験ができます。
レトロな看板や玩具が路地裏の風景に溶け込み、地域の歴史や生活の記憶が息づく魅力的な場所として、世代を超えて楽しめるおすすめのスポットです。
周辺のグルメ情報
葵CAFE
平日にも関わらず多くの客で賑わい、海外からの訪問者も目立ちます。カフェ利用者は中庭も利用可能で、近隣の臥龍山荘と合わせて訪れるのがおすすめです。
NIPPONIA HOTELの一部として、宿泊客のチェックアウト後12〜15時に中庭利用が可能で、店内でも中庭でも食事が楽しめるユニークなスタイルです。
ポークカツサンドは3cmの厚切りで食べ応え抜群。甘めのソースに柚子風味が効き、さっぱりと味わえます。 地元大洲産の豚肉を使ったハンバーガーは、シャキシャキの玉ねぎとレタスが旨味を引き立て、思わず笑顔になる美味しさ。地元食材を活かした味わいに満足度が高いです。家族連れや旅の途中にもぜひ訪れたいスポットです。
BREAD&SWEETS yumehonoka
テラス席での食事は開放感があり、とても心地よい空間です。地元の方からパン屋と地ビールがあると聞き、朝一番に訪れました。店内の雰囲気が良く、スタッフの対応も丁寧で、ちょうど焼きたてのカレーパンとクロワッサンをすすめてもらえました。
揚げたての牛肉がゴロゴロ入ったカレーパンはサクサクで、辛さ控えめながら深い味わいがあり大変満足できます。 パン全般が美味しく、外観もおしゃれで雰囲気が素敵です。ただし店内にテーブルはなく、店舗外のテラス席か向かいの食堂で食べるスタイルです。
大洲炉端 油屋
旧旅館を改装した炉端焼きレストラン「油屋」は、日本の伝統文化を感じられる落ち着いた空間です。すだち風味の油そばや、大洲名物の「とんくりまぶし」は、出汁や醤油の風味が優しく、特に豚肉と栗の照り焼きがたっぷりでボリューム満点。名物としてぜひ味わいたい一品です。
価格もリーズナブルで、スタッフのサービスや店の雰囲気も高評価。ランチ後のコーヒーが200円で飲み放題なのも嬉しいポイントです。カウンター越しに炉端焼きを楽しみながら、大洲城を望むロケーションも魅力的。丁寧な接客で心地よく過ごせます。
大洲のいもたきリスト伝統と魅力を紹介


いもたきの歴史と文化的背景
いもたきは愛媛県大洲市を中心に伝わる伝統的な郷土料理で、秋の風物詩として親しまれています。起源は江戸時代に遡り、地元の人々が収穫を祝って川辺で里芋や魚、野菜を煮て楽しんだのが始まりとされています。
肱川の河原で仲間や家族と囲む鍋は、自然の中で季節の恵みを味わうコミュニケーションの場でもあり、地域の絆を深める大切な行事として現代まで受け継がれてきました。
大洲のいもたきの特徴と味わい
大洲のいもたきは、皮付きの里芋を使い、鮎や昆布で丁寧に取った出汁でじっくり煮込むのが特徴です。味付けは醤油ベースで、素材の旨味を活かしたあっさりとした味わいが魅力です。
河原の野外で大鍋を囲みながら食べる体験は格別で、秋の涼しい風と川のせせらぎが一体となり、心も体も温まります。地元の旬の食材を楽しむ季節限定の風情豊かな味覚です。
まとめ
大洲のいもたきは、秋の訪れを感じながら伝統の味を楽しめる貴重な体験です。開催期間や料金を事前に確認し、初煮会などのイベント日程に合わせて訪れるとより充実した時間を過ごせます。
河原での食事は自然との一体感が魅力なので、防寒や虫よけなどの準備も忘れずに。また、地域のマナーを守って参加することで、地元の人々との交流も深まります。ぜひ家族や友人と一緒に、大洲の秋の風物詩を満喫してください。