お歳暮とお中元の違いって知っていますか?
知ってるよ!季節が違うだけで同じような意味でしょ!?
このように思っている方もいると思いますが、若干意味合いが変わってきます。
- 夏にお中元
- 冬にお歳暮
この様に日本では当たり前のように言われているのですが、実は意味合いが少し変わってきます。
今まで、同じ様な意味だと思っていた方はここで書かれていることを知っておくと、今後、お歳暮・お中元を選ぶ時にも少しだけ真剣に選べる様になるかもしれませんよ。
「お歳暮」「お中元」の違いって何
実は「お歳暮」と「お中元」には決定的な違いがあります。
- お中元・・・半年間(1月~6月まで)の感謝と相手の健康を願う
- お歳暮・・・一年間の感謝と翌年への引き続きのお付き合いを願う
決定的な違いはご存知の通り、お歳暮・お中元を贈る時期です。そして意味合いは”感謝の気持ち”になります。ただ、来年の付き合いのことを含めるとお中元よりもお歳暮の方が一般的に重要視されています。
では本来、お中元・お歳暮はどの時期に贈るのが正しいのでしょうか。
「お歳暮」「お中元」を贈る時期は?
ここで言うお歳暮とお中元の時期は届く日のことを言います。また、「関東」と「関西」とでは贈る時期も違いますので注意しましょう。
- 【関東】お中元:7/1~7/15、お歳暮:12/1~12/31
- 【関西】お中元:7/15~8/15、お歳暮:12/13~12/31
同じ国内なのにお歳暮・お中元の贈る時期は違います。特にお中元に関しては全くその時期は違いますので間違えないようにしたいですね!関西の人が関東の人に贈る場合は特にこの違いに注意したいですね。
※時期をズレて贈る場合はお歳暮・お中元の表書きは変わってきます。
[お中元]を贈る時期がズレた場合
お中元を贈る時期がズレてしまった場合は表記が変わります。
「お中元」
⬇︎
「暑中御伺」
(しょちゅうおうかがい)
と変わり、表記は、「暑中御見舞」という表記になります。
立秋以降(8月7日以降)は、
「残暑見舞い」
⬇︎
「残暑御伺」
(ざんしょおうかがい)
と変わり、表記は、「残暑御見舞」という表記になります。
[お歳暮]を贈る時期がズレた場合
お歳暮もお中元と同じく、贈る時期がズレた場合、その表記が変わります。
- ※松の内 御年賀
- 松の内以降から「寒中御伺(かんちゅうおうかがい)」
2月4日頃は「寒中御見舞」という形になります。
※松の内というのは、正月元旦〜15日位までの事を言います。
流石にここまで知っている人は少ないと思いますが、逆に知ってる人はうんちく博士です^^
「お歳暮」「お中元」は誰に贈るの?
冒頭でも書いたように「お中元」も「お歳暮」も相手への感謝の気持ちの表れです。かといって「あの人にも〜、この人にも〜、誰でも〜」というのはお金もかかって大変です。
んじゃ、何を基準に決めればいいの!?
一般的に言われているのは、
- 今後のお付き合いがあるかどうか
- 続けて贈る気持があるかないか
- 相手の負担にならないか
上記のことを意識すると誰にお歳暮・お中元を贈ればいいのかも分かってきそうですよね。
では、こんな場合はどうでしょうか?
今後の付き合いは無いかもしれない…でも、今年はすごく御世話になったんだよね…
こういった場合は、お中元・お歳暮は贈らなくても大丈夫です。逆に贈った方が相手の負担になってしまうこともあるかもしれませんので。もし、どうしても何かを贈りたい場合は旅行等でのお土産を渡してあげるくらいで構わないでしょう。
「お歳暮」「お中元」って何を贈るの?
お中元、お歳暮の相場は大体5,000円~10,000円と言われています。親戚や友人となると3,000円の所もあります。
お中元の定番
「お中元」の定番は”夏場”ということもあり、
- ビール
- ジュース
- そうめん
- デザート
この辺りはお中元の定番ですよね。贈る相手の家族にお子さんが多い場合、子供向けのジュースやゼリーなどをお中元として贈っても喜ばれますよね。
お歳暮の定番
お歳暮の定番は、
- ハム
- ソーセージ
- お肉
- フルーツ
- スイーツ
- 御酒
年末・年始に家族や親戚が集まったときに、みんなで楽しめるものが比較的多いですね。また、お中元に比べると、お歳暮の贈り物の方が、若干相場が高いかも知れません。
まとめ
お中元とお歳暮なのですが、掘り下げてみると案外知らないことも多かったですね。失礼のないように、そして一番は自分自身の負担にならないようにしたいものです。
お中元もお歳暮も「感謝の気持ち」なので、その気持ちさえあれば金額的に安くても全く問題はないと思います。