松山市には、歴史と伝統を誇る老舗和菓子店がたくさんあります。
誰にでも喜ばれる手土産を知りたい…
松山で有名な和菓子を楽しみたい…
伝統的な製法で作られた歴史ある和菓子や季節の和菓子など、美味しい和菓子を楽しみたいですよね。
そこでここでは、松山市で手土産にもおすすめできる和菓子店をご紹介したいと思います。和菓子の歴史や種類などについてもご紹介しますので、松山市で和菓子店を探す際の参考にしてみてください。
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松山市で手土産にもおすすめできる人気の和菓子店!
霧の森菓子工房 松山店
松山市大街道(松山ロープウェー商店街)にある霧の森菓子工房は、愛媛県新宮村の豊かな自然環境で農薬を一切使用せず栽培された新宮茶を、ふんだんに使用したお茶スイーツを提供しているお店です。
お店の看板商品である霧の森大福は、程よい甘さのクリームとこしあんを、新宮茶の中から厳選された抹茶を練りこんだお餅でくるみ、外側にも抹茶をたっぷりとまぶした抹茶大福です。
霧の森大福以外にも、抹茶ロールケーキや新宮茶プリン、新宮茶ソフトクリームなど新宮茶を使った様々なスイーツが楽しめます。
店内の休憩スペースでお菓子を食べることができるので、松山城観光の行き帰りなどに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
店舗名 | 霧の森菓子工房 松山店 |
住所 | 〒790-0004 愛媛県松山市大街道3丁目3-1 |
営業時間 | 9:30〜17:30 定休:第4月曜(祝日の場合は営業), 12月31日〜1月1日 |
電話番号 | 089-934-5567 |
駐車場 | なし |
公式HP | https://www.kirinomori.co.jp/shop/ |
西岡菓子舗
西岡菓子舗は、松山市道後一万にある1966年創業のつるの子で有名な老舗和菓子店です。
つるの子は、ふわっしゅわっとしたマシュマロのような生地の中に、濃厚でとろける和風カスタードを包んだ、上品な味わいの和菓子です。
西岡菓子舗の創業者である西岡さんが、つるの子の製造元であるほてい屋で修行をして独立し、西岡菓子舗を開店しました。その後、ほてい屋の廃業によりつるの子は一時幻の和菓子となりましたが、西岡さんが依頼を受け復活させました。
昭和天皇をはじめとした皇室の方々にも愛される愛媛の銘菓を、ぜひ味わってみてください。
店舗名 | 西岡菓子舗 |
住所 | 〒790-0844 愛媛県松山市道後一万9-56 |
営業時間 | 9:30〜16:00 定休:月曜, 日曜 |
電話番号 | 089-925-5642 |
駐車場 | 有り(5台) |
公式HP | なし |
きくや菓子舗
松山市道後一万にあるきくや菓子舗は、昭和36年創業の老舗和菓子店です。伝統的な和菓子作りにこだわり、丁寧に手作りされています。
松山の郷土菓子である醤油餅やつるの子が人気ですが、中でも豆大福が一番人気の商品です。優しい甘味と塩味が効いたこしあんを、もちもちの生地で包んでおり、大きさも一口サイズと食べやすいです。
お客さんが多い日には昼過ぎに売り切れてしまう場合があるので、予約をしておくのがおすすめです。
店舗名 | きくや菓子舗 |
住所 | 〒790-0844 愛媛県松山市道後一万8-30 |
営業時間 | 9:00〜18:00 定休:日曜 |
電話番号 | 089-925-1969 |
駐車場 | 有り(3台) |
公式HP | なし |
澤井本舗 ひぎりやき 市駅前本店
大正時代に誕生した澤井本舗 ひぎりやきは、松山市民に長年親しまれ今もなお愛され続けているソウルフードです。
定番のあずきあんに加え、洋風の味を楽しめるクリーム・チョコレートや、スイーツ感覚で味わえるイチゴ・モンブランなど、様々な種類のひぎりやきが楽しめます。
本店は、松山市駅前にあるのでアクセスが抜群に良いです。また、松山ならではの手土産にもぴったりなお店です。10:00~14:00の間はイートインスペースが使えるので、出来立てのひぎりやきをその場で味わうことができますよ。
店舗名 | 澤井本舗 ひぎりやき 市駅前本店 |
住所 | 〒790-0012 愛媛県松山市湊町5丁目4-1 |
営業時間 | テイクアウト:9:30〜18:00 イートイン:10:00〜14:00 定休:無休 |
電話番号 | 089-933-0915 |
駐車場 | なし |
公式HP | https://higiriyaki.jp/ |
労研饅頭 大街道店
大街道商店街の中にある労研饅頭は、酵母菌を使ってふんわりと蒸した、甘すぎない素朴な味わいの蒸しパンを作っています。昭和初期に倉敷労働科学研究所で中国の饅頭を日本人向けに改良して作られたのが始まりです。
手頃な価格で購入できる労研饅頭は、松山のソウルフードとして親しまれています。
労研饅頭は全14種類あり、元祖である黒大豆やうずらの煮豆入りの蒸しパン・よもぎなどの味付けタイプと、つぶあんやこしあん・白あんなどあんこが入ったタイプがあります。
店舗名 | 労研饅頭 大街道店 |
住所 | 〒790-0004 愛媛県松山市大街道2丁目3-15 |
営業時間 | 9:30~19:00 定休:水曜 |
電話番号 | 089-921-6997 |
駐車場 | なし |
公式HP | http://home.e-catv.ne.jp/takeuchi/ |
薄墨羊羹 本店
江戸時代から続く松山銘菓の薄墨羊羹は、創業以来、伝統の味と製法を守り続けて作られています。こだわりの素材で作られる薄墨羊羹は上品な甘さで、まさに伝統の味わいです。
薄墨羊羹という名前の由来は、羊羹の中に入っている白い豆が夕暮れに舞う桜の花びらに見えるから、という言い伝えがあります。
薄墨羊羹 本店では、薄墨羊羹をはじめ大納言小豆を使用したどら焼きやエッグタルトなど、様々な和菓子が販売されており、どれも美味しいと評判です。
店舗名 | 薄墨羊羹 本店 |
住所 | 愛媛県松山市大街道1丁目2-2 |
営業時間 | 10:00〜18:30 定休:元日 |
電話番号 | 089-943-0438 |
駐車場 | なし |
公式HP | https://www.usuzumi.co.jp/ |
芋屋金次郎 松山店
芋屋金次郎は、芋けんぴの生産量日本一の澁谷食品から、より美味しい新鮮な芋けんぴを販売する専門店です。「芋が、ものいう。」のキャッチコピーが印象的なCMを、一度は見たことがあるのではないでしょうか?
芋けんぴは、芋・砂糖・油の3つの材料だけで作られています。シンプルだからこそ素材の質や鮮度へのこだわりは凄く、芋に至っては苗作りから栽培・芋の管理や加工に製造まで全てを自社で行なわれています。
松山店では、揚げ立ての芋けんぴを味わえるほか、焼きたてのスイートポテトや芋ソフトクリームなど様々な芋菓子を楽しむことができますよ。
松山でも人気の名物としても知られる芋屋金次郎の芋けんぴ、お土産にいかがですか?
店舗名 | 芋屋金次郎 松山店 |
住所 | 〒790-0911 愛媛県松山市桑原5丁目8-26 |
営業時間 | 10:00〜19:00 定休:無休, 年末年始は休業 |
電話番号 | 089-915-5535 |
駐車場 | 有り(18台) |
公式HP | https://imokin.co.jp/ |
洛彩スイーツファクトリー
洛彩スイーツファクトリーは松山市桑原にある和菓子店です。店名にある「洛」は京や都を表す字であり、松山市で本場京都の味を楽しめるお店として人気です。
洛彩スイーツファクトリーの和菓子は、長年京都で修行を積んだ職人さんによって丁寧に手作りされています。京都の和菓子を再現するため、材料は京都から取り寄せているそうです。
桜餅やおはぎ・いちご大福などが人気商品で、口コミでもおすすめされています。
和菓子の詰め合わせなども販売されているので、手土産で悩んでいる方にもおすすめできるお店です。
店舗名 | 洛彩スイーツファクトリー |
住所 | 〒790-0911 愛媛県松山市桑原6丁目6-30 |
営業時間 | 10:00~19:00 定休:水曜 |
電話番号 | 089-921-0863 |
駐車場 | 有り(5台) |
公式HP | https://www.rakusai-sweets.com/index.cgi |
和菓子 大塚(大塚製菓)
創業60年以上の歴史を持つ和菓子 大塚は、求肥や練り切りなどの季節の生菓子を楽しめる老舗和菓子店です。
練り切りとは、白あんに砂糖などを練り合わせて作られた生菓子のことです。
様々な色や形に作ることができるので、桜や花火・柿に椿など、季節の風景や花などを繊細に表現できます。味はもちろんのこと、見た目でも楽しむことができる美しい和菓子です。
和菓子 大塚では、丁寧に手作りされた生菓子を、お手頃価格で食べることができますよ。
店舗名 | 和菓子 大塚(大塚製菓) |
住所 | 〒791-8032 愛媛県松山市南斎院町936-5 |
営業時間 | 10:00~17:00 定休:日曜 |
電話番号 | 089-972-1383 |
駐車場 | 有り(2台) |
公式HP | なし |
柳桜堂 本店
柳桜堂 本店は、松山銀天街内とアクセス良好な立地にある老舗和菓子店です。
「もちどら」という、クリームとあんこが入ったどら焼きが大人気商品です。生地はもちもちで柔らかく、クリームやあんこは程よい甘さで食べやすい、まさに絶品のどら焼きです。
どら焼きの生地一枚だけでクリームを挟んだ、ミニどらという小さいサイズのどら焼きもあるので、ちょっとだけ食べたいという方にもおすすめですよ。
店舗名 | 柳桜堂 本店 |
住所 | 〒790-0012 愛媛県松山市湊町4丁目5-1 |
営業時間 | 月曜:10:30〜17:30 火曜:10:30〜18:00 水曜〜日曜:10:00〜18:00 定休:無休 |
電話番号 | 089-943-3303 |
駐車場 | なし |
公式HP | なし |
和菓子の大まかな種類は?何個あるの?
和菓子と聞くと、どんなお菓子を思い浮かべますか?
和菓子の種類は、和菓子に含まれる水分量によって大きく3種類に分けられます。それぞれの特徴と代表的な和菓子を紹介します。
- 生菓子:水分量 30%以上
- 半生菓子:水分量 10〜30%以上
- 干菓子:水分量 10%以下
- 生菓子(水分量が多く、日持ちが短いのが特徴。季節感を味わえる和菓子が多い。)
- 上生菓子:練り切り製で、季節の花や鳥などをモチーフにした美しい和菓子
- 薯蕷饅頭:山芋を生地に練り込んだ饅頭
- 大福:餅生地で餡を包んだ和菓子
- 草餅:よもぎの香りと風味が楽しめる餅菓子
- 半生菓子(干菓子と生菓子の中間的な性質を持つ和菓子。常温で保存できるものが多い。)
- 最中:薄い皮であんこを挟んだ和菓子
- 羊羹:あんこを固めた、棒状の和菓子
- 練り切り:あんこや砂糖を練って作った、様々な形をした和菓子
- 干菓子(水分量が少なく、日持ちが長いのが特徴。保存がきくので、お土産にもぴったり。)
- 落雁:砂糖や小麦粉を練って作った、小さな雁の形をした和菓子
- 金平糖:砂糖を煮詰めて作った、カラフルな球形の和菓子
- せんべい:小麦粉を練って焼いた、薄い板状の和菓子
- ボーロ:米粉を練って焼いた、小さな球形の和菓子
和菓子は種類が豊富で、地域によって独特の和菓子もあります。色々な和菓子を味わって、日本の伝統文化を楽しんでみてください!
和菓子という名前の由来は?
和菓子の由来は、時代によって変化しています。
弥生時代の間食として扱われていた、果物や木の実などを意味する言葉の「果子」が、和菓子の語源と言われています。その後「菓子」と呼ばれるようになり、平安時代に入ると菓子は朝廷に献上するためのものとして扱われていました。
明治時代には、外国の菓子に対して「洋菓子」という言葉が使われるようになったので、日本と外国の菓子を区別するために、日本の菓子は「和菓子」と呼ばれるようになりました。
日本で1番古いお菓子は何か知っていますか?
諸説ありますが、日本で1番古いお菓子は、奈良時代に中国から伝わった唐菓子の一種「団喜」が起源の「清浄歓喜団」だとされています。現在は、京都の老舗和菓子店「亀屋清永」でのみ唯一製造されており、1000年もの歴史を受け継いでいるお店として知られています。
清浄歓喜団は、清めの意味を持つ7種類のお香を練り込んだこし餡を金袋型の生地で包み、八つの結びで閉じて胡麻油で揚げて作られます。7種類のお香が練り込まれているため、食べてみると独特な香りと味を感じます。このことから清浄歓喜団は「食べるお香」とも呼ばれているそうです。
まとめ
今回は、松山市で手土産にもおすすめできる和菓子店をご紹介しました。
それぞれの和菓子店に、お店を代表する名物や人気商品があります。ぜひお店を訪れて、伝統的な和菓子の味わいを堪能してみてください。