四国・石鎚山の南麓に広がる名勝「面河渓(おもごけい)」は、エメラルドグリーンの清流と白い岩肌を背景に、赤や黄に色づく紅葉が映える絶景スポットです。
例年10月下旬から11月上旬にかけて見頃を迎え、五色河原や紅葉河原など散策途中に立ち寄れる紅葉名所も点在。自然の芸術品ともいえる奇岩や渓流と、鮮やかな紅葉が織りなす錦秋の風景は必見です。
本記事では、見頃の日程やおすすめの見どころを詳しくご紹介します。
面河渓の紅葉の見頃と日程

概要
開催日:10月下旬から11月上旬
場所:愛媛県久万高原町 面河渓
お問い合わせ先:久万高原町観光協会
電話番号:0892-21-1192
見頃の時期:10月下旬〜11月上旬
面河渓の紅葉の最も美しい時期は、例年10月下旬から11月上旬にかけてです。この時期になると、渓谷全体が黄色や赤のモミジで彩られ、白い岩肌とのコントラストが一層鮮やかに映えます。
観光客にとっては、紅葉狩りに最適なシーズンであり、五色河原や紅葉河原などの人気スポットでは多くの人々が訪れます。遊歩道から川底が見えるほど透明度の高い川と共に、秋ならではの絶景を堪能できます。
紅葉の色づき始め:10月中旬
面河渓では10月中旬頃から徐々に葉が色づき始めます。最初は淡い黄色や橙色が目立ち、徐々に赤や深緑が混ざり始めることで、渓谷の景色に変化が現れます。
この時期は観光客が少なく、静かに紅葉を楽しめるタイミングでもあります。川沿いの遊歩道を歩きながら、少しずつ秋色に染まる木々や奇岩、清流との美しい調和を感じることができます。
秋の紅葉の特徴(白い岩肌に映える黄・赤の葉)
面河渓の秋の紅葉の特徴は、白い岩肌に映える鮮やかな黄や赤の葉です。渓谷内の多くの樹木が色づくため、見どころのスポットが点在しています。
特に五色河原では、水の青、苔の黒、岩の白、藻の緑に紅葉の赤が加わり、五色の彩りを楽しめます。透明度の高い川の川面に映る紅葉も魅力で、渓谷全体がまるで自然のキャンバスのように美しく染まります。
面河渓とは

国指定の名勝地としての概要
面河渓は、石鎚山の南麓に広がる渓谷で、国から名勝地に指定されています。清流と奇岩、そして多彩な植生が織りなす景観は、まさに自然の芸術品といえる美しさです。
訪れる人々は、その透明度の高い川や独特の岩肌、そして季節ごとに変わる風景を楽しむことができ、四季折々の自然の魅力を満喫できます。
石鎚山南麓に広がる渓谷
石鎚山のふもとに位置する面河渓は、南麓に広がる美しい渓谷です。清流の面河川が流れ、周囲には奇岩や苔むした岩肌が点在しています。
遊歩道が整備されており、川底まで見える透明度の高い水面や、紅葉や新緑といった季節ごとの景観を間近で楽しむことができるため、自然散策に最適なスポットです。
四季折々に変化する自然の魅力
面河渓は季節ごとに異なる表情を見せることでも知られています。春の新緑、夏の清流と涼やかな景色、そして秋の紅葉と、訪れるたびに異なる美しさを楽しめます。
特に秋の紅葉シーズンは、白い岩肌に映える赤や黄色のモミジが絶景を作り出し、多くの観光客がその自然美に魅了されます。
面河渓の紅葉の見どころ
五色河原
五色河原は、面河渓の代表的な絶景スポットで、奇岩とエメラルドグリーンに輝く川が織りなす景観が魅力です。秋になると、モミジやカエデの赤や黄が川や岩、苔、藻の色彩と調和し、5色のコントラストが楽しめます。
遊歩道沿いに広がる落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと紅葉狩りができるため、自然の美しさを存分に堪能できます。写真撮影にも最適なポイントです。
紅葉河原
紅葉河原は、面河渓の清流沿いに広がるカエデ類が特徴のスポットです。川の両岸に色鮮やかな紅葉が連なり、遊歩道から間近で観賞できるため、紅葉の美しさをじっくり楽しめます。
透き通った川面に映る紅葉の景色はまさに絶景で、散策しながら自然と一体になれる体験ができます。穏やかな時間を過ごすのにぴったりの場所です。
虎ヶ滝や鉄砲石川ルート
虎ヶ滝や鉄砲石川ルートは、面河渓の本流ルートと静かな散策ルートの両方を楽しめるエリアです。本流ルートでは滝や奇岩が連なる神秘的な景観が続き、秋には紅葉が彩りを添えます。
一方、鉄砲石川ルートは静かでのびのびと散歩できるため、落ち着いた自然散策が可能です。どちらのルートも紅葉と渓流の美しさを満喫できます。
面河渓の紅葉の休憩スポット
渓泉亭 面河茶屋でのオリジナルブレンドコーヒー
五色河原付近にある「渓泉亭 面河茶屋」は、紅葉狩りの合間に立ち寄りたい休憩スポットです。大きな窓からは、奇岩や渓流、色づいた紅葉を一望でき、まるで自然の美術館にいるかのような景色を楽しめます。
ここでは、オリジナルのブレンドコーヒーを味わいながら、川のせせらぎや秋の彩りに包まれるひとときを過ごせます。紅葉シーズンには観光客で賑わいますが、窓際の席は特に人気で、ゆったり景色を楽しむのに最適です。
軽食や喫茶も楽しめる憩いの場
渓泉亭 面河茶屋では、コーヒーだけでなく定食やうどん・蕎麦などの軽食も提供されており、散策後の休憩や昼食にも便利です。落ち着いた雰囲気の店内で、川のせせらぎを聞きながらゆっくり食事を楽しめます。
また、紅葉狩りの途中で立ち寄ることで、疲れを癒やしつつ自然の景色を満喫できます。観光の合間に、温かい飲み物や食事でほっと一息つける憩いの場です。
アクセスと駐車場
石鎚スカイライン入口からのアクセス
面河渓は石鎚山の南麓、石鎚スカイラインの入口付近に位置しています。国道33号線から県道12号線に入るルートでアクセス可能です。道中は自然に囲まれた景観が続き、紅葉シーズンには周囲の木々の色づきも楽しめます。
入口には大鳥居や面河渓ゲートが目印となっており、初めて訪れる人でも迷わず到着できます。秋の紅葉シーズンは特に観光客が多くなるため、余裕を持った移動をおすすめします。
駐車場情報(第一〜第三駐車場、合計50台)
面河渓には合計で50台ほど駐車可能な駐車場が整備されています。五色橋を渡らずに直進すると「第一駐車場」、橋を渡って進むと「第二・第三駐車場」があります。
それぞれ渓谷の入口に近く、散策ルートへのアクセスも良好です。紅葉シーズンは混雑が予想されますが、複数の駐車場があるため、時間に余裕を持って利用するとスムーズに観光を楽しめます。
道中の立ち寄りスポット:久万高原町道の駅「天空の郷さんさん」
石鎚スカイラインに向かう道中には、久万高原町の道の駅「天空の郷さんさん」があります。ここでは地元の食事やパン屋さんが人気で、散策前に軽く休憩したり、お土産を購入したりするのに最適です。
四季折々の自然に囲まれた場所で、紅葉狩りの前に立ち寄れば旅のアクセントになり、面河渓への訪問をより楽しむことができます。
面河渓の紅葉のSNS情報
国指定の名勝地
エメラルドグリーンの水面
11月中旬が紅葉のピーク
まとめ
秋に訪れる魅力
面河渓は石鎚山の南麓に広がる国指定の名勝地で、秋になると白い岩肌に赤や黄の紅葉が映える美しい景観が楽しめます。
五色河原では川の青、苔の黒、岩の白、藻の緑、紅葉の赤という五色のコントラストが見られ、自然の芸術品ともいえる景色が広がります。
また、清流や滝、奇岩などの景観も秋の紅葉と相まって圧巻の絶景となり、訪れる人々を魅了します。
家族や友人と楽しむ紅葉狩りのおすすめポイント
面河渓には本流ルートと鉄砲石川ルートの二つの遊歩道があり、それぞれ異なる景色を楽しめます。
五色河原や紅葉河原ではゆったりと散策しながら紅葉を満喫でき、渓泉亭 面河茶屋ではオリジナルコーヒーや軽食でひと息つくことも可能です。
見頃の10月下旬から11月上旬は多くの観光客で賑わい、家族や友人と一緒に秋ならではの自然美を楽しむのに最適です。