愛媛県の県庁所在地である松山市。
夏目漱石の「坊っちゃん」や、日本最古の温泉「道後温泉」などが有名なこの街の中心に高くそびえる「松山城」は、日本百名城の一つに数えられています。
本記事では、松山市のシンボルである「松山城」の魅力や歴史、おすすめの過ごし方をお伝えしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください!
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松山城は一体、何がすごいの?
松山城のすごさのひとつは、重要文化財の多さです。
天守をはじめ、櫓(やぐら)6棟・門7棟・塀7棟の計21棟が、国の重要文化財に指定されています。その中でも、松山城の「天守」はとても有名です。
なぜなら、日本全国で12城しかない江戸時代以前に建造された天守が今も残る「現存十二天守」の一つだからです。
また、松山城の天守は「連立式天守」と呼ばれ、天守を含む4基の小天守が渡り櫓によって繋がり、往来が出来る造りになっています。
そんな松山城の天守は、内部の見学をすることができます!
標高161mある天守最上階からの景色は絶景で、松山市街はもちろん天気のいい日には、瀬戸内海や石鎚山まで一望することができますよ!
(著者:松山城の天守からの眺めは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星を獲得しています。)
※ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(フランスで発売される日本の観光地を外国人観光客に紹介するガイドブック)
松山城は誰が建てた?建てられた理由とは?
松山城は加藤嘉明(かとうよしあき)によって、四半世紀もの歳月をかけて創設されました。
そして、松山城が建てられた理由は、敵からの侵攻を防ぐための軍事基地として建造されたと考えられます。なぜなら、松山城は江戸時代に建てられた城郭建築だからです。
桃山文化の象徴である城郭建築は、敵からの侵攻を防ぐために軍事的に建造されるかつ装飾的な意匠が施されています。
※城郭建築とは‥防御目的で建てられた城や砦などの建築物を指し、壁や堀で囲まれ、敵からの攻撃を防ぐ設計が特徴
(著者:松山城は難攻不落の城として有名です。城内には大量の仕掛けや罠があり、侵入者目線で見ると恐ろしい城です…)
松山城の天守までの所要時間と登り方について
松山城までの登城手段はさまざま。
徒歩での登城ルートは4つありますが、どれも20〜30分ほど坂道や石段を登る必要があります。そこでおすすめなのが、豊かな自然を楽しみながら快適に登城できるリフトとロープウェイです!
なんと、リフトは約6分、ロープウェイでは約3分で松山城本丸の入口に到着できるんです。天守へは、松山城本丸の入口から約10分ほど歩くとたどり着きます。
リフトは爽やかな風を感じながらゆっくりと登ることができ、ロープウェイでは松山市街を眺めている内に、あっという間に登城できます。
もちろん、徒歩でしか味わえない楽しさや発見もたくさんありますので、体力に自信のある方は、ぜひ徒歩での登城をお楽しみください!
(著者:著者は実際に、徒歩での登城経験があります。登り石垣や門などを間近で見ることができ、歴史を感じました。)
◾️施設紹介
料金(リフト、ロープウェイ共通) | |
大人 | 270円(片道券)、520円(往復券) |
小人(小学生) | 140円(片道券)、260円(往復券) |
※大人1名につき小学生未満のお子様2名まで無料 ※リフトは1人乗りのため、小学生未満のお子様は利用できません。 |
通年 | 8:30~17:00 |
定休日 | なし |
松山城でのおすすめの過ごし方
歴史をはじめとして、自然や景色まで楽しめる松山城。
実は、昼だけでなく夜の観光もおすすめなんです!
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本丸広場から一望できる松山市街は、昼とは違った雰囲気で美しいです。また、夜間は松山城がライトアップされており、幻想的な姿を間近で眺められます。
イベント時にしか夜間開放されませんが、天守から一望する松山市街地も絶景です!
(著者:松山城は日本夜景遺産の「ライトアップ夜景遺産」に選ばれているそうです。)
まとめ
今回は「松山城」の魅力や歴史、おすすめの過ごし方をお伝えしました!
本文では紹介していませんが、松山城本丸の広場には、「城山荘」というお店があるんです。
「伊予柑ソフト」や「坊っちゃん団子」、「鍋焼きうどん」に「鯛めし」まで、松山グルメが盛りだくさん。お土産もありますよ!
登城後や、松山城を堪能した後にでも、ホッと一息休んでみてはいかがでしょうか。