2025年11月1日(土)から愛媛県美術館にて、光と影が織りなす幻想的な体験型アート『旅する光の切り絵展 ~くうそうって、まほうだよ~』がいよいよ開催されます。作家・酒井敦美さんが生み出す、ぬくもりある切り絵と映像が融合した空間は、まるで魔法に包まれたかのような美しさです。
本記事では、愛媛の風景を題材にした注目の新作「地球スケッチ in 愛媛」や、物語の世界に入り込む「うごく絵本」など、本展の絶対に見逃せない見どころを徹底紹介。開催日程やチケット情報、アクセスについてもまとめました。この冬、日常を少し離れて、心温まる光のアート体験へ出かけてみませんか?
旅する光の切り絵展 ~くうそうって、まほうだよ~ 開催概要

概要
開催日:2025年11月1日(土)~12月21日(日)
休館日:月曜日(ただし、11/3、11/24、12/1は開館)、11/4(火)、11/25(火)、12/2(火)
開催時間:9:40~18:00(入場は17:30まで)
場所:愛媛県松山市堀之内
お問い合わせ先:旅する光の切り絵展愛媛実行委員会事務局
電話番号:089-935-2355(平日9:00~17:00)
作家・酒井敦美と「光の切り絵」について
作家・酒井敦美は、切り絵が持つ独自のぬくもりや繊細な美しさに、「光」と「映像」という要素を融合させた独自の表現手法「光の切り絵」を生み出すアーティストです。彼女の手によって作り上げられる作品は、観る人を包み込むような幻想的な空間を創出します。
大規模な体験型アート展となる本展では、大自然の風景がさまざまに変化する様子を描いた臨場感あふれる壮大な作品「地球スケッチ」や、可愛らしく動く切り絵にストーリーと音楽を加えた映像作品「うごく絵本」など、多様な手法を用いた作品が展示され、深い感動を呼び起こします。さらに本展に合わせて、愛媛の風景や生き物を題材にした新作も登場します。日常から少し足を延ばすだけで、まるで魔法に包まれたような異空間を楽しむことができる展覧会です。
開催期間と開館時間
本展「旅する光の切り絵展 ~くうそうって、まほうだよ~」の開催期間は、2025年11月1日(土)から同年12月21日(日)までとなっています。
開館時間は、午前9時40分から午後18時00分までです。ただし、展覧会への最終入場時間は閉館時刻の30分前にあたる17時30分までと定められています。夕方の閉館間際は混み合う可能性もあるため、ご来場の際は時間に余裕をもってお越しいただくことをお勧めします。約2ヶ月間にわたる会期中、美術館の空間いっぱいに広がる光と映像の物語を、指定の時間内でゆっくりとご堪能ください。
休館日および臨時開館・休館日
展覧会期間中の休館日は、基本的には毎週月曜日と設定されています。ただし、祝日や振替休日を含む日程の関係で、一部変則的な開館・休館日が設けられていますので注意が必要です。
具体的なスケジュールとしては、11月3日(月)、11月24日(月)、12月1日(月)は開館となります。その代わりの休館日として、連休明けなどの11月4日(火)、11月25日(火)、および12月2日(火)が休館日となります。これら特定の日程以外は通常の月曜休館となります。ご来場を計画される際は、これらの変則的なスケジュールをあらかじめご確認の上、お出かけください。
会場:愛媛県美術館
本展の会場となるのは「愛媛県美術館」です。期間中は美術館全体が、作家・酒井敦美が作り出す「光の切り絵」による映像と物語の体験型アート空間となります。
美術館への詳しいアクセス方法や、展覧会に合わせて開催される関連イベントの申し込み先などの詳細情報については、愛媛県美術館の公式ホームページにて案内されています。また、本展のチケットをお持ちの方は、観覧日当日に限り美術館のコレクション展もあわせて観覧することが可能です。企画展と合わせて、美術館でのひとときを存分にお楽しみください。
本展の見どころと展示作品紹介

【新作】地球スケッチ in 愛媛(愛媛の風景や生き物がテーマ)
本展は、切り絵のぬくもりと美しさに「光」と「映像」を融合させた独自の「光の切り絵」を生み出す作家・酒井敦美による、大規模な体験型アート展です。その中でも注目なのが、大自然の風景が様々に変化する臨場感あふれる壮大な作品「地球スケッチ」の愛媛バージョンです。
今回の開催に合わせ、作家自身が愛媛県内の東予から南予までを取材し、愛媛の自然の風景や生き物たちをテーマにした新作を手掛けました。迫力ある大空間に投影された映像の中に入り込むことで、愛媛の魅力が詰まった特別な体験をお楽しみいただけます。日常から少し足を延ばして、魔法に包まれたような異空間をご体感ください。
一画二驚(イチガニキョウ)
「一画二驚(イチガニキョウ)」は、その名の通り一つの絵で二度の驚きを楽しめる不思議な作品です。さまざまな種類の紙を幾重にも貼り重ねて描かれており、そこに当てる光の方向や強さを変えることによって、全く異なる二つの表情へと変化します。
単なる静止画ではなく、光の演出によって絵そのものが物語を語りかけてくるような奥深さがあります。切り絵というアナログな手法と光のコントロールが織りなす、作家・酒井敦美ならではの技巧と表現力が凝縮された展示です。変化する瞬間の美しさと、そこから生まれる物語性をお楽しみください。
音彩万華鏡(オトイロマンゲキョウ)
「音彩万華鏡(オトイロマンゲキョウ)」は、視覚と聴覚の両方で幻想的な世界に浸ることができる作品です。美しい音楽の流れとともに、まるで自分自身が万華鏡に映し出される模様の一部となり、その内部に入り込んでしまったかのような感覚を味わえます。
光の切り絵が作り出す繊細な色彩と模様が、音楽に合わせて空間全体を彩ります。幻想的な空間作りを得意とする酒井敦美が創出する、光と音のハーモニーに包まれる体験をご堪能ください。
うごく絵本シアター(夜の森を再現したミニシアター)
「うごく絵本」は、可愛らしく動く切り絵にストーリーと音楽を加えた、まるで絵本の読み聞かせのような映像作品です。今回の展示では、夜の森を再現した特設のミニシアターで上映されます。
上映される物語は、主人公の小鳥が自分だけの「こころのかたち」を受け入れていくという、心温まる内容となっています。動く光の切り絵と優しい歌、そして音楽が融合し、子供から大人まで感動を呼び起こす作品です。森の中にいるような空間で、優しくあたたかい物語の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
フォトスポットおよびコーナー展示
会場内には、鑑賞するだけでなく、実際に作品の一部になれるようなフォトスポットが用意されています。光の切り絵が作り出す幻想的な映像の中に入り込み、記念撮影をお楽しみいただけます。
また、映像作品だけでなく、切り絵そのものの美しさを演出したコーナーも設けられています。作家・酒井敦美が生み出す「光の切り絵」の繊細さやぬくもりを間近で感じられる展示構成となっています。日常を忘れさせる魔法のような空間で、旅する光の切り絵展ならではの美しい写真と思い出を残してください。
入場料金とチケット販売情報

入場料金一覧(一般・学生・団体・障がい者割引)
本展の入場料金は、年齢や区分によって設定されています。一般の方は当日1,400円(前売1,200円)、高校生・大学生の方は当日1,000円(前売800円)、小中学生の方は当日800円(前売600円)です。20人以上の団体の場合は、それぞれ前売料金が適用されます。また、障がい者手帳等をお持ちの方については、ご本人様と介護者1名までが無料で入場いただけます。ご来場の際は、対象となる区分をご確認ください。
コレクション展観覧などの特典
本展「旅する光の切り絵展」のチケットをお持ちの方は、特典として愛媛県美術館のコレクション展をご観覧いただけます。この特典は、本展を鑑賞された当日に限り有効です。追加の料金を支払うことなく、光の切り絵の体験型アートとあわせて、美術館が所蔵するコレクション作品も楽しむことができる内容となっています。
前売券の販売期間と販売場所一覧
前売券の販売期間は、8月27日(水)から10月31日(金)までです。主な販売場所は、愛媛県美術館(本館ミュージアムショップ、南館ふれあいアートセンター)、愛媛新聞旅行、愛媛CATV、いよてつ髙島屋です。また、明屋書店県内各店(一部店舗除く)、コープえひめ生活文化サービス、フジグラン県内各店(松山、エミフルMASAKI、重信、西条、今治、北浜、北宇和島)でも取り扱っています。プレイガイド等は、テレビ愛媛ホームページ(オンラインのみ)、ローソンチケット(Lコード:64171)、チケットぴあ(Pコード995-613)、セブンチケットなどで購入可能です。愛媛新聞エリアサービスや四国中央テレビでは取り寄せ対応を行っています。
当日券の購入方法(コンビニエンスストア・会場)
会期中のチケット購入については、各コンビニエンスストアにてお求めいただけますが、価格は当日料金となります。また、愛媛県美術館の会場でも当日にチケットを購入することが可能です。会場窓口でのお支払いに関しては「現金のみ」の取り扱いとなっていますので、ご来場の際は現金の準備が必要です。
主催・お問い合わせ
主催・協賛・協力・後援・企画制作
本展は、愛媛県、愛媛新聞社、テレビ愛媛で構成される「旅する光の切り絵展愛媛実行委員会」が主催しています。また、地元企業である伊予銀行と大王製紙株式会社が協賛として名を連ね、タオル美術館の協力のもと開催されます。
後援団体は多岐にわたり、行政・文化団体として松山市、松山市教育委員会、(公財)愛媛県文化振興財団、愛媛県文化協会、(一財)愛媛社会保険協会、そして道後温泉旅館協同組合が支援しています。放送・通信関連では、南海放送、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、FM愛媛に加え、愛媛CATV、四国中央テレビ、愛媛県CATV協議会が後援しています。
なお、展覧会の企画・制作は新日本海新聞社とハンズプロが担当しており、多くの関係各所の支援により本展が実施されます。
お問い合わせ先
本展覧会に関するお問い合わせは、「旅する光の切り絵展愛媛実行委員会事務局」にて受け付けています。事務局は愛媛新聞社企画事業部内に設置されており、電話番号は089-935-2355です。お電話での対応時間は、平日の9:00から17:00までとなっています。
展覧会の詳細情報は、公式URL(https://www.ehime-np.co.jp/online/information/tabi_hikarinokirie/)にて公開されています。
また、会場である愛媛県美術館へのアクセス方法や、本展に関連するイベントの申し込み先については、愛媛県美術館の公式ホームページに掲載されています。ご来場やイベント参加を検討されている方は、併せてご確認ください。
旅する光の切り絵展 愛媛県美術館のSNS情報
20年前に描かれた愛媛のスケッチも登場
光の当て方で1つの絵が2つの表情に変化
まとめ
「旅する光の切り絵展 ~くうそうって、まほうだよ~」は、作家・酒井敦美氏が生み出す、切り絵のぬくもりと光・映像が融合した独自の「光の切り絵」を体感できる展覧会です。2025年11月1日(土)から12月21日(日)まで、愛媛県美術館にて開催されます。本展は、大規模な空間で大自然の風景が変化する「地球スケッチ」や、動く切り絵に物語と音楽を加えた「うごく絵本」など、多様な手法を用いた体験型アートとなっています。
特に見逃せないのが、本展のために愛媛県内(東予から南予)を取材して制作された新作「地球スケッチ in 愛媛」です。愛媛の風景や生き物を題材にした迫力ある映像空間を楽しめます。その他、光の当て方で絵の表情が変化する「一画二驚」や、万華鏡の世界に入り込む「音彩万華鏡」、夜の森を再現したミニシアターなど、幻想的な展示が目白押しです。会場にはフォトスポットも設置されており、作品と一体になった記念撮影も可能です。日常を離れた魔法のような空間へ、ぜひ足を運んでみてはいかがのしょうか。



